解説:Forest

総合英語Forest 7th Edition

概要

発売日  :2013年12月
著者   :石黒 昭博 (監修)
ページ数 :655ページ
ジャンル :英文法
対象レベル:☆ ~ ☆☆☆☆☆ (すべての英語学習者)

構成

第1章  文の種類
第2章  動詞と文型
第3章  動詞と時制
第4章  完了形
第5章  助動詞
第6章  態
第7章  不定詞
第8章  動名詞
第9章  分詞
第10章 比較
第11章 関係詞
第12章 仮定法
第13章 疑問詞と疑問文
第14章 否定
第15章 話法
第16章 名詞構文・無生物主語
第17章 強調・倒置・挿入・省略・同格
第18章 名詞
第19章 冠詞
第20章 代名詞
第21章 形容詞
第22章 副詞
第23章 前置詞
第24章 接続詞

特徴

言わずと知れたロングセラー。日本で一番有名な英文法書。
重要な事項からマイナーなものまで全ての文法を網羅しており、網羅型参考書としての完成度が高い。
英語初心者から上級者まで、文法はこれ1冊でよいといえるほどの圧倒的なボリューム。
一覧性にも優れ、最新版ではイメージや図が多く見やすくなってきているので、辞書としても参考書としても使える。
複雑な英文解釈が必要な受験生にとっては必携の1冊

しかし、やはり文章がメインなので読みにくく記憶に残りにくい。
英語初心者の人がこれだけで文法勉強を乗り切ろうとした場合、挫折する可能性が非常に高い
網羅型の参考書としてなら、よりイメージや図が多く分かりやすい『一億人の英文法』の方をオススメする。

とはいえ、丁寧な解説、優秀な索引、考え抜かれた視認性や網羅性、これ1冊あれば文法には困らない、という巨大なメリットがあるので、ぜひとも1冊は持っておきたい
英語上級者になってからも「この文法の詳細は何だっけ」と調べる際に使うことがかなりあるので、英語勉強の初期段階から永久的に使用価値のある参考書である。

初めからこれ1冊のみで文法を極めようとすると確実に挫折するので、分からない時に調べる文法の辞書としての使い方をオススメしたい。

勉強法

数は少ないが練習問題があるので、解説を読んでそれを解いていけば理解の一助になるだろう。
『Forest』を使った、より効果的な勉強という場合は『総合英語Forest(7th Edition)解いてトレーニング』を、リスニング対策もしたいという場合は『総合英語Forest(7th Edition)音でトレーニング』の使用を検討しよう。

ただ、繰り返すが辞書として使うだけでも十分効果がある。
大学受験生でもない限り、一から百まで精読する必要性は薄いだろう。

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