解説:『1日10分 超音読レッスン』シリーズ


『1日10分 超音読レッスン』シリーズ

概要(『1日10分 超音読レッスン 感動編』)

発売日  :2012年8月24日
著者   :鹿野 晴夫, 川島 隆太
ページ数 :159ページ
ジャンル :読解・リスニング
対象レベル:☆☆ (英語初~中級者)

構成(『1日10分 超音読レッスン 感動編』)

No.1 Ambition 野心
No.2 Appearance 外見
No.3 Cheerfulness 陽気さ
No.4 Communication コミュニケーション
No.5 Courage 勇気
No.6 Friends 友人
No.7 Friendship 友情
No.8 Generosity 寛大さ
No.9 Happiness 幸福
No.10 Honesty 正直さ
No.11 Leadership 1 リーダーシップ1
No.12 Leadership 2 リーダーシップ2
No.13 Leadership 3 リーダーシップ3
No.14 Life 人生
No.15 Stress ストレス

特徴

本来はリスニング用教材だが、少し英語に慣れてきた人の長文読解トレーニングにも使える良書。

見開き左ページに英文・右ページに日本語訳と、つくりとしては『英語で楽しむ日本昔ばなし』にかなり近い。
平易な単語や文法、可視性に優れる見開き形式、ページをめくれば単語訳一覧、など読み手にフレンドリーな構成になっている。
いちいち別の単語集・文法辞典を開かなくていいので学習パフォーマンスが高い。
また、扱っている題材自体が面白いので、長文読解のトレーニングをしながら教養を深めることが可能。

タイトル通り、本当に1日10分で学習していけるのが大きな魅力。

一通り「長文トレーニング」としての役目を終えたら、付属のCDでリスニング教材として活用を図るといいだろう。

シリーズとしては他に
1日10分 超音読レッスン スティーブ・ジョブズ スピーチ編
1日10分 超音読レッスン フランス語で読む星の王子さま (「フランス語回路」育成計画)
1日10分超音読レッスン 世界の名作文学編 (「英語回路」育成計画)
1日10分 超音読レッスン 世界の名スピーチ編
1日10分 超音読レッスン 偉人伝編
1日10分 超音読レッスン 世界の名作編
等が出ており、レパートリーに事欠かない。

勉強法

長文読解トレーニングとしての勉強法

①見開き左ページの英文だけ読む
②見開き右ページの日本語訳だけを読む。
③もう一度見開き左ページの英文だけ読んでいく。

最初は読めなかった英文でも、②で一度日本語訳をはさんだので、「この英文はこういう意味なんだな」と思い出しながら③を進めることができる。
③の時点でも読めない英文があるなら、③を終えたあと、該当箇所の英語と日本語をじっくり見直そう。その部分の単語や文法・章末の頻出表現は要チェックだ。

リスニング用としての勉強法

まず、一つの話を聞く。
何度でもいいので、とにかく聞き込もう。
そして「もうダメだ、どんなに頑張っても聞き取れない箇所がある」という段になって初めて英文を見てみよう。

その後はひたすらシャドーイング(音源を聴きながら音読)をして、とにかく同じ文章を音源と同じように発音できるように音読しまくろう。
書籍内でも書かれているが、リスニング力をアップさせるのに一番効果的なのが音読なのである。

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